【副菜】 ビタミンやミネラルの供給源[高脂血症とは]


1日の食事量の目安 *【副菜】 ビタミンやミネラルの供給源


副菜は野菜やイモ類、豆類、海藻などビタミンやミネ
ラル成分を主とし、主菜の補助おかずとなるものです。
 野菜類は緑黄色野菜と淡色野菜を1対3の割合で、
1回量に約100g〜150g程度とり、1日で400gの摂取
が理想です。イモ類、豆類のでんぷん質は甘みを持つ
糖類より消化吸収に時間がかかるため、中性脂肪値の
上昇もゆるやかです。野菜と組み合わせて積極的に摂
りましょう。


糖質
消化吸収がゆるやかないも、豆類などの多糖類を摂ろう守りましょう


摂取エネルギーの約半分は糖質から摂るようにします。
消化吸収がゆるやかにおこなわれる穀類やいも類を中心に
摂取するようにします。



単糖類を摂りすぎると中性脂肪値が上昇します



1日の摂取エネルギー量の約半分は糖質で摂ります。
 糖質には、ブドウ糖や果糖などの単糖類、ショ糖
(砂糖)や乳糖などの二糖類、いも類、豆類、穀類
に含まれる多糖類があります。



単糖類、二糖類は、
消化吸収が早いのが特徴です。このため、血糖値が
急上昇し、インシュリンが大量に分泌されて、中性
脂肪が増えます。



したがって摂りすぎると血糖異常、中性脂肪の上昇を
招いてしまいます。



甘みのある果汁、コーヒー、紅茶、ココア、ケーキ類、和菓子
類などに含まれる糖質で、甘いもの好きには魅力の
ある食材ばかりですが、やはり控えるべきでしょう。


 一方の多糖類は、主食になる穀類やいも類、豆類
に多く含まれています。いわゆるでんぷんといわれ
るもので、消化吸収がゆっくりで、血糖値の上昇も
ゆるやかです。


また、いも類や豆類には、食物繊維
セルロース)が豊富に含まれているので、高脂血
症の人は、積極的に摂ってほしいものです。



脂質
脂質の特徴を理解して、摂取する質を選びながら
摂取量を守りましょう。


脂質は、必ず摂らなければならない重要な栄養素
です。適正量を摂ること、いろいろな脂質をバラン
スよく摂ることがポイントとなります。


エネルギー源として働くほかビタミン吸収にも必須
の栄養素


脂質は1gで9キロカロリーと高エネルギーで、私た
ちが活動するうえで重要な栄養素です。


 体を動かすエネルギー源としては、まず糖質を
消費し、その後で脂質を燃焼してエネルギーを得る
仕組みになっています。



 食べ物に含まれる脂質は膵臓酵素と胆汁の働き
によって、脂肪酸に分解され、腸から吸収されます。
その後、リンパ管を経由して肝臓に入り、コレステ
ロール、リン脂質、中性脂肪となり、血液によって
各組織に運ばれます。



 脂質は脂溶性のビタミンA,ビタミンD,ビタミ
ンEなどを体内に取り入れるために働いたり、ホル
モンや神経組織の材料になります。



 また、動脈硬化を抑制するといわれるビタミンE
にかかわって過酸化脂肪の働きを抑制してくれます。



 このように脂質は人間の体にとって、なくてはな
らないものですが、摂りすぎるとさまざまな悪影響
を及ぼします。



このため、適正な量を摂取すること
が大切です。高脂血症での脂質摂取量は総エネルギー
20%〜25%以内とし、1日約35g〜44g摂取します。



【本日の健康テレビ】

6月20日(水) 13:05〜13:20
NHK教育
きょうの健康[再] 「乳がん・術後の治療」

6月20日(水) 17:15〜18:00
NHK総合  ゆうどきネットワーク
▽中村次郎が京都の涼を求めて▽ウー・ウェンの健康料理


6月20日(水) 20:30〜20:45
NHK教育  きょうの健康 「突然起こる・強いめまい」
きょうの健康◇目まいの対処法について伝えるシリーズ。3回目は突然の強い目まいのときの検査、治療を紹介する。突然の激しい目まいを起こす病気には、良性発作性頭位目まい症や前庭神経炎があり、この場合、耳鳴りや難聴は伴わない。良性発作性頭位目まい症は、三半規管の中にたまった異物がリンパ液の流れを乱すことで起きる。頭をよく動かす生活習慣が予防につながる。前庭神経炎は、体の平衡に関する情報を脳に伝える前庭神経にウイルスなどによる炎症が起き、機能が低下することが原因。症状は重いことが多い。